バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

学校訪問

バヌアツでは公立学校は11月下旬で今年度は終わりです。
8年生(日本でなら中2)は特にこの学期の試験で及第点を取れなければ進級できないそうです。
各学年で評価のための試験が行われていて訪問しても取り出しの授業ができなかったり、テストの後は授業がなかったりで訪問しても何もせず帰ることが増えてきました。
それにもめげず、平日は毎日あちこちの学校へ出向いています。
週に1回しか行かない学校は情報が入らず、行かないことにはどうなっているかさっぱり分からないからです。
私の活動は古い世代の人なら聞かれたことがあるかもしれませんが、いわゆる出前の「促進学級」とでも言うのでしょうか。勉強の苦手な子どもに読み書き算数を教えるものです。
基礎学力の向上がインクルーシブ教育の実現に向けた一つの手立てと考えています。
リュックの中には1年から6年までの子どもに対応できるプリント類やゲームなどの教材を入れてその場の状況を見て選びます。
指導の予定を立ててもその通りにいくのはまれで、変更はしょっちゅうです。
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普段は一人なので写真を撮ることができませんが、先月訪問したとき見学に来られた方に撮ってもらう機会がありました。
その一端を紹介しましょう。
1年生の男の子とゲームをしながら足し算。
指を使って答えを確かめます。
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指導中に時々けんかもする元気いっぱいの3年生。
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白いブロックを数えて引き算をする4年生。
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英語の絵本の読み聞かせ。じっと耳を傾けて聞く3年生。
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対象が一人だけの7年生の女生徒には教室に入り込んだり、別室を使わせてもらったりしています。
彼女には卒業後を見据えて手縫いを教えることにしました。
キッチンペーパーに縫い目を描いて運針の練習を始めました。
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実際の布を使って直線縫い。うまく縫えて本人もうれしそう。
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楽しく学べること、達成感を感じてもらえることが今の私のねらいです。