もらい泣きの卒業式

雨季に入ったバヌアツ。

この頃は夕方から夜中に雨音がしますが、日中はカラッとした天気が続いています。

訪問している学校でトップを切って卒業式が行われました。

バヌアツでは卒業式の期日や内容に関する決まりはないようです。

いつものように学校へ行くと試験を受ける生徒以外は誰も来ておらず、明日卒業式だから来てねと誘われました。

当日、プログラムは10時開始ですが、始まったのは40分以上過ぎてから。

来賓はレイをかけてもらって中へ。

8年生は緑色。揃いのガウンのような服を誂えたようです。

10年生は青色。色とデザインが少し違いますが、スクールカラーにちなんだ色使いです。

この学校は10周年記念行事をしたので初めて10年生を送り出します。

卒業生の挨拶では、代表の生徒が感極まって話が途切れると、みんなから温かい拍手が。思わずもらい泣きしました。

来賓挨拶。

校長挨拶。

10年生の卒業証書授与。

8年生。昨日の試験は全員合格だったのかしら？

成績の良かった生徒には記念品以外にもプレゼントがありました。

式に参加した家族や兄弟。赤ん坊の泣き声もするアットホームな式。

式の後全生徒が1列に並び、みんなから握手とお祝いの言葉をもらうときにも、私はもらい泣きしながら「おめでとう」というのが精一杯でした。

顔に白いペイントをしてもらった生徒も。昔ながらの風習の名残でしょうか。

卒業後の進路はそれぞれ違うと思いますが、同じ学び舎で過ごした思い出はいつまでも消えることがないでしょう。