バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

悲しい別れ

訪問している学校の3年生の子どもが亡くなりました。
もともと唇の色が悪かったので、循環器系に疾患があるのだろうなと思っていましたが、家で心臓停止になったとのこと。
病名は分からずじまいです。
連絡を聞いたのは葬儀の終わった日の夕方でした。
明日は埋葬するとのことで、私も参加することに。
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翌日、配属先のカウンターパートに聞くとバヌアツでは墓地に供える花は生花ではなくプラスチック。
その花を買いたいとバスの運転手に言うと途中でお店に寄ってくれました。
他の乗客も嫌な顔も見せず付き合ってくれたのがありがたいでした。
聞いた時間に共同墓地に行きましたが、まだ誰も来ていません。
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雨が降りしきる中、墓地の職員が親切にブロックで建てた部屋の中へ入るよう声をかけてくれました。
待ちぼうけの外国人が珍しかったのかもしれません。
日本では遺体は火葬すると言っても、バヌアツ人には理解できないようです。
その日は2件の埋葬があるとのこと。
待つこと1時間30分ほど。
茹でたバナナをご馳走してくれました。
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ようやく、霊柩車と家族や学校関係者の車が到着。
神父さんのお祈りの後は歌を歌って、小さな遺体は埋葬されました。
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あふれる涙をぬぐうだけでした。
思わぬ経験をした日でした。