新聞の「ウェブ記事」にあった最近のバヌアツの教育と情勢
教員への給与未払い
「昨年度から現職教員と退職金への未払いがあることに対して北エファテの教員組合の支部長が支払うよう求めている。」
詳しいいきさつは分かりませんが、教員の待遇改善への要望が実現できればもっと意欲も上がるでしょう。
特別支援教室竣工記念
教室の入り口には、立派な看板が。
「ニルア教育大臣を招待して、記念行事が行われた。その際1600名の生徒が学ぶこの学校に新たに9年と10年のクラスを増設することを校長並びに会長が大臣に要望した。教育省からは承認を得ており、来年度中に土地の特定が行われる。」
この学校は私も週1回訪問していますが、あいにく竣工式典は療養中だったので行けませんでした。ポートビラに中高等学校を増設することについては以前の記事でも読んだので、それを受けてのことと思います。
マレクラ島の小学校が閉鎖されたまま
「校長先生が私的な用事でポートビラに行っているため、20日から始まった2学期の授業が行われていないと保護者からの不満が新聞社に寄せられた。学校が閉まっているので、他の教員も働いておらず給与が支払われるのは不公平だとの保護者の声が上がっている。」
日本ではまずありえないことです。校長先生、一日も早く帰ってきて!
現在のCharlot Salwai(シャ-ロット・サルワイ)首相は、元教育大臣だそうで、バヌアツの教育に関してはもっと期待したいところです。
今は中国を訪問中とのこと。
バヌアツからはたくさんの人が研修という名目で中国へ行っています。
少しばかりの専門的な知識共有とあとは国家のアピールが多いと聞きました。
サント島の港の建設に名乗りを上げた中国は軍事拠点をそこに造るのではないかと近隣の先進国から懸念され、一部の観光船の寄港が中止になっています。
中国の一帯一路という名を借りた政策はこの国にもじわじわと浸透しているようです。