バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

火山見学

バヌアツと言えばヤスール火山とバンジージャンプ発祥の地として知られています。
先週末、若い隊員に誘われてヤスール火山で有名なタンナ島へ旅行に行ってきました。
バヌアツ自然災害気象情報によると国内6か所で観測が行われ、1か所は全島避難後、鎮火してきたので避難解除の方向のようです。タンナ島は最南端。
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今日現在のヤスール火山の警戒レベルは2。右のアムブリュム島は3で立ち入り禁止。
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表を見るとヤスールの方がずっと活発でレベル2では危険だと思うのですが、観光名所なので3にできない事情があるのかもしれません。こんなので大丈夫?
タンナ島といえば美味しいコーヒー豆やピーナッツがとれる自然豊かな島でもあります。
ポートビラから飛行機で40分
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空港から車で移動途中に見えた噴煙を上げる火山。
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1時間半ほどで宿泊するロッジへ。まさしくツリーハウス。
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トイレとシャワーは下なので階段の上り下りが大変だった以外は快適でした。
テラスからは噴煙を上げる火山が見えて、景色は最高。
火山見学ができる施設の入口へは徒歩1分という便利さ。
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朝の火山ツアーは3時からということで、翌日寝不足のまま真っ暗闇の中を出発。
この日の参加者は私たち日本人女性が6名だけでした。2000バツぐらいのジャイカ割引がありラッキー!
受付の後、車で火口付近の駐車場まで行き、そこから2名のガイドの案内で歩くこと10分ほど。
道の整備やガイド教育などは中国が資金提供したとのこと。
目の前で赤い溶岩がマグマから吹き上がるさまは映画のようで大迫力がありました。
しかも、火山活動が活発になっていて分おきぐらいにドーンという音とともに溶岩が上がります。
午後4時から昼の見学ツアーがあるのでそちらも参加しました。今回は、オセアニアだけでなくヨーロッパやアジア、中東、カナダなど10か国以上から見学者が40人以上来ていました。
4時前に受付をして全員が出発したのは5時前。
待つ間に島の伝統的な歌や踊りの披露がありました。
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午後のツアーは周辺の景色も見られ、早朝とは違った雰囲気があります。
振動や匂い、音など文字ではとてもうまく伝えられません。
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まさしく地球は生きていることを実感しました。
今回は風上近くへ行くと噴き出るガスのせいか頭痛がしたので、早めに風下へ移動してから一足先に駐車場へ戻りました。
10分程して帰ってきた見学者が「溶岩の塊が見学者の列の上を超えて落ちた」と興奮気味に話しているのを聞いて、改めて自然の脅威を見せつけられた思いでした。
見学の後もう1泊してゆっくり休んだ後帰路に着きました。
他に海で遊んだり現地の伝統ツアーにも参加し、タンナ島を堪能した旅になりました。