バヌアツの犬事情
朝出かけるときにいつも見る犬はたいていぐたーっと寝ています。
夜中に縄張り争いや何かでよく吠えているから疲れているのかしら?と思うのは考えすぎでしょうか。
カメラを向けると「何か用?」とでも言いたげに見返されました。
午後は道の近くで座っていたり、のんびりとうろついているのをよく見ます。
普段見かける犬はいたっておとなしく、吠えられたことは塀の中からのみ。
たまに首輪をしているのもあります。
ただ、紐をつけられている犬はほとんど見かけません。
ましてや、私の知る限りですが、室内犬など皆無の気がします。
スーパーにはドッグフードが売っているので、それを使っている人もいるようですが、ほとんどは人間の食べ残しのお相伴に預かっているのでしょう。
先日公園で犬にご飯をあげている白人がいましたが、見向きもしませんでした。
ドミトリーの大家さんの犬は事故か何かで後ろ足が欠損していました。
学校でも当たり前のように犬がいます。
食事を売っている店の前なのでおこぼれを待っているのでしょう。
バス停。誰かを待っているのでしょうか?
道を歩くとあちこちに犬の大きなフンが落ちています。
時間が経つと土に返るので誰も文句も言わないし、片付けることもありません。
人に頭をなでられたり、抱っこされたりしている犬を見たことがありません。
反対に人に脅かされたり、石を投げられたりしている犬を見るということもほとんどありません。
人も犬もあるがままに生きている・・・という感じです。