バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

インクルーシブ教育の研修

バヌアツにはインクルーシブ教育の担当者が2名いますが、先月私が訪問している学校に3人目が配置されました。
彼女はフィジーでインクルーシブ教育の学士を取りましたが、教師ではないとのこと。
新学期が始まった週の訪問日が初対面でしかもその日の午後研修をするという話を聞いたのは、別の教育省にいるボランティアからでした。
1日目はこのために短縮授業となり、翌日は学校を休みにしたとのこと。
幼稚園から8年生までの先生が20数名参加しました。
障害とは何か、どのようにして障害と判断するかなどの講義の様子。学習障害児についての話には関心が集まりました。
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グループごとに話し合ったり、紙に書いたりしてまとめます。
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ブロックの壁に紙を貼るとき使われているガムのような接着剤。
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2日目は聴覚障害や視覚障害、その他の障害についての話や個別指導計画の立て方について説明されました。
アルファベットと数字の点字が書かれた資料。
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障害児をたくさん受け入れている豪州支援の学校の先生にも声をかけると参加してくれました。難聴や重度の脳性麻痺、ADHD、自閉症などの子どもが通っている実態について他の先生に話してくれました。
私にもコメントを求められたので、前夜にとりあえず英文を作成しました。
「子どもにとって家は安らぎの場、教育は達成感や連帯感などを通して子どもの未来をつくる。一人でも授業が分からないという子どもを減らすためにどうすればいいか、何が子どもたちに必要か教えてほしい、一緒に取り組んで行きましょう。」というようなことを話しました。
ビスラマ語で言えたらもっとよかったのですが、頭が(いえ翻訳が)追いつきません。
どの先生も最後まで熱心に耳を傾け、意欲的に参加していたのが印象的でした。
終了後、関係者と一緒に記念写真。
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私にとってもとてもいい経験になりました。