バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

オーストラリア手話

公立学校は休みですが、現在私が訪問している私立学校はNGO(非政府組織)の豪州支援。授業の体制も豪州に準じているのか、9月半ばまで授業があります。
豪州支援の障害児通園施設の系列とのことでたくさんの障害児を受け入れているとのこと。
いわば、インクルーシブ教育の最先端。
ただ、私立学校なので政府の支援や管轄から外れているのが現状のようです。
8月にあったスポーツデーでのサッカーの様子
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大きい袋に入ってジャンプしながらゴールへダッシュ!!
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この学校に一人11歳の難聴の子どもが通っていて、先生たちは手話
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の知識はあるものの指導したことがなく、私にアドバイスを求めてきました。
日本で多少かじったことはあるものの英語の手話は初めてです。
家ではお母さんの唇の動きを見て二人で分
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かるサインで意思疎通できるとのこと。
学校では大人しく座っていられるので、教室でお絵かきをしていることがほとんどだったそうです。
聞こえという障害をもちながら、入学後ほ
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とんどふさわしい教科指導を受けられないまま過ごしてきたという現実に焦りというか残念さを感じます。
バヌアツのインクルーシブ教育の冊子ではメラネシアン手話というのもあるとのこと
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ですが、先生はオーストラリアでの手話を採用したいとのこと。
早速ネットで調べてみました。
サイトはauslan signbank
バヌアツの両手の指文字は上から順にvanua
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tuとなります。
まず、使用頻度の高そうな言葉を手話辞典の動画でチェックし、手話を何度も使って伝えることから始めました。「おはよう」「元気」「太陽」「雨」など。
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家での会話はビスラマ語だと思いますが、伝達手段としては英語の方が役に立ちそうです。小さな国なので手話を必要とする人がほとんどおらず、手話を日常使える環境でないのが残念です。
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最終目標としては英語を覚えて、メールなどで気持ちや行動を伝達できるようになればいいなあと思っています。