バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

日常の風景

バヌアツは6,7月が最も気温が低いとのことで、日本の殺人的な猛暑とは縁がなく快適そのものです。
バヌアツに来てもうすぐ4月。
初めの頃はただ珍しく、道を歩いていても部外者意識がなかなか拭えませんでしたが、近くの小学校を訪問するようになると、近所の子供たちが人懐っこく声をかけてくれるようになり、だんだんとここに住んでいるという感覚になじんできました。
家を出るとバスは頻繁に走っていますが、健康のために近場へはなるべく歩くようにしています。
そんな時にふと目に留まった景色を紹介しながらバヌアツ人の暮らしにも少し触れてみたいと思います。
小売店
イメージ 1

中国人が経営している所が多く、パンや米、日用雑貨など近所の人が気軽に利用しています。外にはプロパンガスのボンベも置いてあって、ガスがなくなるとボンベを持参して新しく詰めたのと交換する仕組みです。
スーパーマーケット
イメージ 2

中国人が経営していると言うスーパーは店名がフランス語。「Au Bon Marchė」(オゥ ボン マルシェ 良い市場という意味でしょうか)私たちボランティアの間では「ボンマル」で通じるぐらいなじみとなりました。品数が豊富で系列店がポートビラに7,8軒あります。私の住居の近くにも大きいお店があり、白人もよく利用しています。
洗車場
イメージ 3

公共水道を誰かが使ってやっている感じで、すべて手洗い洗車です。窓ガラスは古新聞で拭いていました。洗車機はまだお目にかかったことがありません。洗車場の利用者はバスがほとんどでたまに自家用車が止まっています。
バヌアツ人の家
イメージ 4

鉄板やコンクリートブロックなどを使って建てているのが主流でしょうか。窓枠には布でカーテンがかかっていて、金網のネットがついている家は外国人の家が多いです。台所は外で、木を燃料にしている家が多いのではないかと思いますが、収入が増えるとガスコンロも徐々に普及しているようです。
基本的に暑い国なので夜遅くまで外で涼んだりおしゃべりしたりして過ごし、家の中は休息の場所のようです。
高台から見える大型客船
イメージ 5

定期的に大型客船がやってくると町の中は観光客でにぎわいます。
カフェやマーケットは大賑わいになります。白人や東洋人をよく見かけます。
ガソリンスタンド
イメージ 6

先日バスの運転手が入れているのを見ると1000バツで6.5~7リットルでした。ほぼ日本と同じ相場でしょうか。ガソリンを入れるからバス代(150バツ)を前払いしてほしいとバスの運転手に言われたこともあります。
バス
イメージ 8

市民の足のバスのドライバーは親切な人が多く、紳士的、友好的です。
先日小銭が230バツしかなくて200バツ渡すと、お釣りの50バツがないと言って130バツ払ってOKでした。バス代を吹っ掛けられたことはまだありません。
別の日、半分以上行った道中でタイヤがパンクしたときは乗客が私一人だったのもあって、わざわざ別のバスを止めて行き先を告げてこれに乗るようにと言ってくれました。もちろんバス代は取らずじまい。申し訳なく思うぐらいでした。
たまにバンタイプのタクシーが走っていて、間違えて乗ったら1000バツ要求されたことがありました。うっかり私の不注意で、いい勉強になりました。
刑務所
イメージ 7

バヌアツには統治時代の名残としてフランス刑務所とイギリス刑務所、婦人刑務所があります。
塀ではなく鉄条網で囲まれた刑務所を通って、市場やジャイカ事務所に行くのが最短距離です。これはイギリス刑務所と言われています。
毎年クリスマスが近づくと脱走する囚人が必ずいるらしいです。
イメージ 9

十字架が並んだ日当たりの良い場所にありました。こちらは土葬が主なようです。キリスト教徒が多いので死に対する畏怖の念よりは神に召されるという感覚のような気がします。
教会
イメージ 10

こじんまりとした小さな教会から立派な建物までたくさんあり、宗派もいろいろで人々の生活に根を張っているようです。近くの小学校でも先生たちが仕事を始める前に手をつないでお祈りをしたり、全校集会で神父さんが話をしたりしています。
家にいると時々神父さんの熱狂的な説教がマイクを通じて聞こえてきたり、週末には美しいハーモニーの讃美歌がよく聞こえてきたりします。
鳥のさえずりや車の走る音、近所の人の話し声で目を覚まし、雨かしらと外を見るとバナナの葉が風でこすれる音だったというのが私の日常の風景です。