バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

バヌアツ人のくつろぎの場

日中はマーケットやあちこちに見られる野菜の販売所に女性たちが集まっておしゃべりしているのを見かけます。大きい木の下は風通りがよく日陰なので快適そのものです。
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家のすぐそばの豪州支援でできた集会所兼野菜販売所。夕方にはアニメの上映会もしていました。
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男性は普段からカバという飲み物を売っているカババーへ出かけるのが多いとのこと。
ビスラマ語ではnakamal(ナカマル)。居酒屋という雰囲気でしょうか。
家の近くにあるナカマル。日中もよく車が止まっているのを見かけます。
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ここでは50%offという看板も。
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カバは胡椒の仲間の木の根を細かくつぶした抽出液でできています。
見た目は泥水のようでほとんど無味無臭。
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その昔サモアでカバセレモニーというのがあり、一口だけ飲んだ記憶がありますが、けっして美味しいとは思わなかったので、バヌアツに来ても行ったことはありません。サモアに比べてバヌアツのカバは濃いらしいです。
博物館の近くにあるナカマル。平日の日中のみで観光客向けかもしれません。
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アルコールには興奮作用がありますが、カバには鎮静作用があるとのこと。
どちらも飲みすぎると肝臓に影響するのは同じです。
粉末の加工品もあるようです。コーヒーと同じで新鮮なほうが美味しいような気がしますが、どうなのでしょうか。
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ジャイカからの安全に関する文書にカバを飲みすぎてふらついているバスの運転手がいれば乗らないようにとありました。鎮静作用ならどんな感じの運転なのか気になりますが、どこで判断するか難しいところかも。
店によって味というか濃さが微妙に違うので、バヌアツ人はそれぞれ行きつけのナカマルがあるようです。
もちろんカバの他にアルコールやおつまみとなる一品料理もあるそうでそれだけでも行ってみる価値があるよと話す人もいました。
若い隊員がカバを飲んだ後熱が出て風邪のような症状になり、病院で診てもらったとき前日にカバを飲んだと言うと、医者は「カバ イ グッド」(カバはいいよ)と言って、最初から疑いもしなかったとのこと。本人は他に原因が考えられないと言っていましたが・・
よく見ればあちこちに店があります。
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夜はほとんど外出しないのでどんな感じで人々がくつろいでいるのかは分かりません。
ある人によるとみんなでワイワイ騒ぐのではなく、ひっそりと飲むのだそうな。
ビール党の私には格別気になる存在ではないのが残念と言えば残念でしょうか。
知り合いのバヌアツ人の女性は、夫や息子が毎晩ナカマルへ行って給料の大半を使ってしまったり、家のことは娘や妻任せにするので喧嘩が絶えない家も多いと言っていました。
カバもお酒もほどほどに・・