バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

活動関連の行事

前回に続き今回も活動関連の話題です。
障害者の自立を促し,啓蒙する催しに参加しました。
場所はペアレンツデーと同じ海の近くの広場。

盲人や四肢欠損、肢体不自由などの障害のある方などが紹介され、社会の中でさまざまに活動されているようです。
代表者のスピーチや参加者のパネルディスカッション、劇などがありました。
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熱のこもった劇
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昼食がふるまわれたとき車いすに乗っていた男の子のお母さんに声をかけてみました。
11歳のジョン君はてんかんを伴う重度の障害があり、話したり動いたりできず学校には行ってないとのこと。お母さんは働いているようで普段の世話は義理の弟がしていると話してくれました。大きい目でお母さんをじっと見てスプーンでご飯と柔らかいおかずを口に入れてもらうとしっかりと咀嚼していました。
インクルーシブ教育の掛け声はあるものの現実は厳しいようです。
 
バヌアツ障害者協会(VSPD)が就学前の通園施設を運営しており、そこに通う幼児や乳児なども家族と一緒に参加していました。
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この通園施設は主に豪州の援助によるNPO(非政府組織)で4年ほど前のサイクロンで被害を受けたため場所と建物を移転して新たに建てられたものです。

別の日にその通園施設で歯科検診と眼科検診、体重測定が行われたので私も手伝いに行きました。この日は小学校を訪問すると、先生の子供が病気で看病のため休みとのことで、急きょキャンセルになり朝から参加できることになりました。
当日の参加者はお母さんや兄弟も含めて数十名。
障害のある子供たちは一般のクリニックではなかなか診てもらえない傾向はどこも同じ。なじみの施設で実施されたので親も子も和やかな中で進められていました。
午前中は検診と身長体重測定。
私は体重測定の手伝いをしました。
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歯科検診をしている歯科衛生士の隊員
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昼食もふるまわれました。

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午後は歯磨き指導や栄養指導など。
お母さんが話を聞いている間子供たちを見る大人が減るのでずっと子供たちと遊んでいました。
ブロックや玩具は寄贈されたものなのかたくさんあり、まだ新しいでした。
言葉は通じなくても遊ぶ物があればそれで十分。
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とても楽しい一日でした。