バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

現地語の研修

バヌアツでは1980年の独立まで英仏による統治だったので、学校では英語と仏語のどちらかを選べます。
家族によって英語のみの家があれば、仏語の家もあり、そこに部族での言語もあり、3~4種類の言語を話せる大人もいるとのこと。
部族の言語は105あるそうです。
ポートビラのあるエファテ島では主にビスラマ語が使われているということで、ボランティアは全員ビスラマ語を学ぶことになります。
先日バヌアツ最大の島であるサント島から来た隊員と話す機会がありましたが、島の北部に住んでいる彼女は、住民とは英語もビスラマ語も通じないと言っていました。
そんな現実はさておいてドミトリーでの暮らしにようやく慣れ始めた4月4日から10日間の研修が始まりました。午前中のみ3時間半の授業です。
場所はドミトリーから歩いて15分ぐらいの南大洋州大学(University of South Pacific)略してUSP。この大学は大洋州の国々が設立した公立大学だそうです。
バヌアツには法学部があります。サモアには農学部がありました。
 
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入口付近には大洋州諸国の国旗が翻っています。
 
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キャンパスは静かで学生がそこかしこで勉学に勤しんでいます。
 
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ビスラマ語の辞書と教科書
 
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英語の発音を崩してローマ字表記にした感じといえば妥当かどうか分かりませんが、例えば英語でlookはluk(ルク)todayはtedei(テデイ)という風です。
文法も英語に近く比較的分かりやすいといえば分かりやすいのですが、慣れてくるとまともな英語が話せなくなると危惧する先輩隊員も・・。
一例をあげると
 英語で You look him at his house.  は
 ビスラマ語では Yu  luk  hem  long  haos  blong  hem.
読み方はほぼローマ字読みなので ユー ルク エム ロング ブロング エムとなります。hは発音しません。
もちろんフランス語から派生した言葉もあります。
授業風景
 
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年のせいか後半になると頭が思考を止めてしまい、文字を追うだけという情けない現状です。
久しぶりに学生気分に戻って授業の後は学生食堂へ
 
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スペシャルランチは日替わりで約450円
デザートのアイスクリームと小さなケーキはとてつもなく甘く、食べ切るのが難しいほど
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別のテーブルではノートパソコンに向かって黙々と勉強している学生の姿が・・
 
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残り3回で語学訓練は終わりです。
にわか仕込みでどれだけ話せるか心もとないですが、義務教育ではビスラマ語が必要なのは3年までで4年生以降は英語か仏語で指導するとのこと。
なので、文法や難しい文章の書き方を習得するよりも活動先で簡単なビスラマ語を覚えようと思います。