バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

ドミトリー生活

今は雨季の終わりで毎日ザーッと雨が降ってカラッと上がる日が続いています。
朝は比較的気温が低いですが、日中はムシムシジトジトして日本の梅雨のような暑さです。
木陰では虫の鳴き声が聞こえます。日本の秋のようです。南半球は日本と逆なので、四季のないバヌアツですが、これから秋に向かうのはあながち外れているわけではないようです。
 
到着した日から住居への引っ越しまでの約20日が同じ隊次のメンバーとの共同生活となります。途中青年はホームステイが始まるので4月初旬からの平日はシニアだけでの生活になります。
ドミトリーとは2段ベッドなどのある簡易宿泊所とでもいうのでしょうか。
バヌアツのドミトリーは大家さんの家が隣にある比較的大きい家で、その端にも誰かが住んでいます。庭には大家さんの飼い犬が3匹います。普段は人懐っこく寄ってきますが、夜間は誰かが来ると吠えるので番犬にもなっています。
ドミトリーがある連棟家屋の外観
 
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ドミトリーの玄関
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入口のある1階に洗濯機置き場と男子部屋となる2部屋があり、階段を上がって2階に広いリビングダイニング、トイレ、シャワールーム、2部屋があり女子が使っています。寝室には2段ベッドが設置されています。
広いリビング
 
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到着した当初は暑さに体が慣れていなくてエアコンをつけましたが、すぐに延長コードがなぜか使えなくなり、短いのが1本しか残ってないのもあり暗黙の裡にエアコンはつけなくなりました。夜間の涼しさもあってなんとかしのげるようになったのか体が慣れてきたのか・・
調理の途中プロパンガスが切れるというハプニングがあり、先輩の隊員に聞くと余分のボンベにつなげて使うようにとのこと。ボンベとホースをつないでいる器具の外し方がわからずまた電話して聞き、結局バルブを緩める道具がなかったので、体力のあるシニアの人が素手で緩めてくれました。全くの素人がガスのホースを付け替えるのは開発途上国では普通です。なくなるとボンベごと持って行って新しいのを買わなければなりません。
 
青年の隊員がホームステイするまではみんなで共同の食材を買ってきて調理しました。
近くのスーパーにはたくさんの輸入食品が並び、市場へ行くと新鮮で安い野菜や果物が手に入ります。
個人的に食べたい人は自分用に買ってきて名前を書いて冷蔵庫に保管しています。
ある人の朝食
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私は静養室も兼ねた広いほうの部屋を使わせてもらったので、スーツケースを広げたまま当座の衣服や食材を出し入れしています。
引っ越しまで使う部屋
 
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ドミトリーのある場所はタウンから車で数分ぐらいで、すぐ横を幹線道路が通っているので早朝から深夜まで車の行きかう音やたまにバヌアツ人が大きな声でしゃべる声がきこえます。
以前バヌアツではマラリヤに罹患するボランティアがいたようですが、今はほとんどいないとのこと。ドミトリーは細かい網目状のネットがどの窓にも張られていて防蚊対策は安心です。研修所でもらってきた蚊帳の出番もしばらくはなさそうです。
 
気温が高いと夜には窓にはヤモリがやってきてキュキュキュと鳴く音(声?)がします。
 
先輩隊員が残していった漫画やDVDが棚に並んでいるので暇つぶしには困らないようです。
家では見なかったテレビドラマや映画のDVDを時々楽しんでいます。
一歩出ると凸凹の未舗装道路
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3日目には先輩隊員から歓迎会をしていただきました。場所はドミトリーです。島が多く、移動するには飛行機を使わないといけないので、簡単に来ることができません。船もありますが不定期でいつ目的地に到着するかわからないので使わないようにとのことでした。ジャイカ関係の会議なら飛行機の経費が出ますが、それ以外はすべて自費になります。もてなしてくれたのは首都近郊に住む先輩ボランティアとジャイカ事務所で働いている若いバヌアツ人の女性、調整員の方々でした。
持ち寄りの料理やお菓子、飲み物で歓談したり、自己紹介をしたりして楽しいひと時を過ごしました。
現在バヌアツには26名のボランティアがいて、うち9名が首都のポートビラがあるエファテ島以外の島で活動しています。先輩の隊員と会うのは5月の総会になります。