バンザイ バヌアツ バラエティ

自然いっぱいのバヌアツでのボランティア活動の様子を紹介します。

デング熱余話。

今回のデング熱感染に関しては、たくさんの方々からお見舞いのメッセージを頂きありがとうございました。
熱も下がり、関節痛もほぼなくなり、残るは目の充血(結膜炎)のみ。
医者から目の痛みはないか何度か聞かれましたが、痛みというよりは目の奥が疼(うず)くような違和感がありました。
軟膏のような薬を処方され、朝晩綿棒でこすりつけています。
今回はイースター休暇があったので、JICAの顧問医や他のクリニックが休みのため、国の病院にお世話になりました。
ビラセントラルホスピタル。
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2014年に日本の援助で建てられたまだ新しい病院です。
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開放的な外来受付。
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玄関付近。手前が今回お世話になった緊急外来。
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受診したとき30代くらいの男性の看護師さんが、何度か「ジャパン、ジャパン」ともう一人の同僚に確認するように言っていました。
日本人のおそらく医療系ボランティアだと思いますが、看護学生時代その人からいろいろ教わったようなことを処置や点滴をしている間に言っていました。
点滴後の腕。
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ガムテープのようなテープをあらかじめ1㎝ぐらいに切って板に貼り付けて、注射後患部に貼っていました。衛生上は問題なし?
1時間に1ℓを点滴したことを先輩の看護師隊員に伝えると「危険すぎる!」らしいです。
緊急外来を受け付ける机の上には蓋を開けたままの錠剤のボトルが放置されたままで、床に白い錠剤が転がっている情景には、目が点になりました。
猫の手も借りたいくらい忙しいのは分かるけど、大事な薬だからもう少しきちんと管理できないものかしら?
2回目の点滴を終えて帰る時にもらったパナドールは、ボトルから蓋にザラザラと移して数を数えるでなく、だいたい20錠ぐらい?の見当で袋に入れて手渡されました。
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これでは、床にこぼれ落ちるのもあり得るでしょう。
こんなのでいいの?と聞けることもなく、ドクターの親切な問診や血液検査もしてもらえて無料。
ありがたいけど、フクザツな気分でした。
ちなみに外国人のドクターがいる個人のクリニックは、1回の診察に数千バツ。検査代金は6000~2万バツ。
格差が大きすぎるので、一般の庶民には個人クリニックは敷居が高いようです。